本場のソーセージ
今日は何しよーか。朝起きてそう思った。何て贅沢な時間なんだろう。まわりの友人は汗水垂らして働いているのにもかかわらず俺は。。。
という気持ちもすぐ消え、買ってきたパンにチョコレートを塗り、スマホをいじる。
適当に散策してみるか。
宿を出てまわりを歩いて探索する。
やっぱり町並みはいままでにはない感じで新鮮だ。
特に宛もなく歩いていると気づけばランチタイムだ。
どこかないかな、ソーセージでも食うか。
たまたま目の前に肉屋さんなのかソーセージ屋さんなのかわからん店があった。
店員のおばちゃんの元気が良い。ここにしよう。
展示しているソーセージを見ているとすぐにおばちゃんが反応してくれた。
ドイツ語で全く分からなかったが何にする?的なことを聞いているのだろう。
感覚で旨そうなソーセージを指差し、あとはおばちゃんがおすすめをだしてくる。豆の煮たやつとじゃがいものボールみたいなやつ。もう勝手にのせられてる。
うわぁー高けぇだろーなぁ、まぁいいせっかくだし食べてみよう。
これぞドイツと言わんばかりのこの感じ!!
これを食ったからにはもう満足といっていいほどだ。
このソーセージ、ほんとに旨かった。少し塩辛すぎるがそれがまたビールによく合う。
ちゃっかり酔っ払った勢いでおばちゃんに覚えたてのダンケ(ドイツ語でありがとう)を言ったらとても喜んでくれた。
店を出てふらふらふらふら。
雨も降ってきて、あきらめて宿に戻る。
よし、夕食まで待とう。。。
そして夕食の時間。
昨日のようにロビーに出て受け取りの所で意気揚々と待っていたところ、なんと目の前には予約の表が。。。
知らんぞこんなん。急いで書いたのも束の間、スタッフのおっちゃんが口を開いた。
"おい、今から書いてもダメだぞ!もう人数分のを作ってしまった。"
は!?そんなん聞いてねぇし。
怒りを堪えながら持ち前の愛想笑いでその場を去る。
結局その宿最終日夕食を食べれなかった。3日泊まって一回。アホすぎる。
ドイツ人は日本人と似て仕事をきっちりとこなすイメージがあったが、チェックインの時に俺に何も教えてくれなかった。そのイメージはぶっ壊れた。
ドイツ人、油断できない強敵だ。。。